双方向のストレスをなくすには

家族に認知症や体の不自由な人がいると、家族は24時間介護をしなければいけない状況になってしまいます。病人の看護というのは、1日2日でも本当に疲れてしまい、看護する人が無理をしてしまいがちです。その状態が数ヶ月でもなく、1年や2年でもなく、長くなると10年以上になる場合もあるので、家族にかかる負担は大変なものであるといえるでしょう。また、患者の立場から見る介護はどういったものでしょうか。体が思うように動かなくなってから全く知らない人と人間関係を築いていくということは、本人にとって大きなストレスになるかもしれません。自分の体が自由に動くことができないときには、自分のことをよく知っている家族に面倒を看てもらう方が安心できるはずです。では、どういう方法をとるのが1番いいのでしょうか。
患者にも家族にも優しいケアのあり方について考えてみましょう。患者本人にとっては、住み慣れた家に住むほうが認知症の進行を防ぐのにも役立ちます。できるだけ自分でできることがあれば、自分でさせるようにすることも大切です。それを見守る家族は、できるだけ自治体の協力を得るように努力しましょう。要支援、要介護の認定がでれば、保険を利用してデイサービスなどのサービスを安く利用することもできます。また、自宅で看ることができなくなった場合に備えて、老人ホームの検討も同時に進めておくのがいいでしょう。

高齢化社会での介護は自分だけの問題ではありません。人に話すのは恥ずかしいとか、申し訳ないという気持ちを持つのは禁物です。社会全体の問題として、大変なときにはSOSを送ることも必要ではないでしょうか。